ファミリーマートと日清『ラ王』は、何度もコラボ企画を成功させてきた黄金コンビです。
2020年11月24日、コラボ第3弾としてファミリーマート限定カップめん『ラ王 赤タンタン』とカップめんをイメージした『ラ王 赤タンタン風おむすび』を同時に発売。
『ラ王 赤タンタン』の魅力が大勢の人々に認知されました。
2021年9月21日には、ファミリーマートと日清『ラ王』が何度目かのコラボを果たし、『ラ王 赤タンタン』のリニューアル版を発売開始。
3種のミンチを新たに加えて食べごたえアップにつなげているそうです。
一体、どれほどグレードアップしているのでしょうか。
約30年の歴史を持つ人気ブランド『ラ王』
1992年、かつてない本格志向のラーメンとして誕生した『ラ王』。
のちのちインスタントラーメン業界に多大な影響を与える『生タイプめん』の歴史は、ここからスタートしました。
急速に『ラ王』の進化が始まったのは2001年ごろ。
その当時、空前のラーメン店ブームが到来し、内装に工夫をこらしたラーメン店には連日のように人だかりができていました。
この時代背景を追い風にして、『ラ王』は店舗に負けない美味しさをモットーに革新的な商品を続々と発表。
知名度と人気をグングン上げていきました。
令和に突入してもなお、どんぶり型カップめんのジャンルにおいて『ラ王』は無双状態です。
このたび紹介する『ラ王 赤タンタン』は、縦型カップめん。
一般的に縦型カップめんは、どんぶり型カップめんよりもクオリティーが低くなりがちなのですが…
実際どうなのか検証しました。
タンタンメン好きなら興奮してしまうビジュアル
付属の小袋は、フタに貼り付けられている1種類のみ。
赤ラー油という文字が辛さを物語っています。
カップの中には、たくさんの調味料が入っています。
縦型カップめんの場合、色々な種類の小袋を付けることが難しいため、粉末スープに工夫をこらしているようです。
かなり期待していいのかもしれません。
熱湯を注いで約5分後、付属の赤ラー油をシッカリもみほぐしてカップの中に投入します。
赤ラー油は、ラードが配合されているため、もみほぐさなければ小袋の内側に油脂や旨み成分がベッタリ残ってしまう可能性大です。
注意しましょう。
箸でかき混ぜると、みるみるうちにスープが真っ赤に染まっていきます。
そこに、めんと具材が浮かび、華やかなビジュアルです。
タンタンメン好きには、たまらない!
ストレートめん&シビうまスープのバランスが秀逸
めんは、なめらかなストレート系。
モッチリとした質感が印象的です。
生めんを食べているような気分に浸れます。
さすが『ラ王』!
ブランドが誕生した当初から一貫して生めんらしさにこだわってきた証ですね。
さらに、『ラ王 赤タンタン』は、めんに花椒を練りこむという斬新な手法に挑戦。
とことんスパイシー感を追求しているようです。
スープは、味噌とポークエキスをベースにした激辛タイプ。
赤唐辛子と花椒がタップリ配合されているため、スープを少し口に含んだだけで舌やのどに辛みが駆け抜けます。
食べれば食べるほど辛みがドドーンと押し寄せ、スパイスの粒がパチパチと口の中で弾けるような感覚におちいる…
パッケージに辛さレベル4・シビレレベル3と記載されている通り、かなり刺激が強めです。
そのため、顔からダラダラと汗が流れ落ちます。
ここまで、さんざん辛い辛いと書いてきましたが、ゴマの香ばしさや旨み成分も存在感を示しているので、タンタンメンらしさを純粋に味わうことが可能です。
罰ゲーム的な辛さではないことを理解していただきたいです。
味付そぼろ肉は3種類配合されているらしいのですが、一見その違いは判別できません。
しかし、食べている最中、お肉ならではの食感と風味を堪能できます。
『カップめんに入っている肉は肉じゃないだろう?!』という論争があるものの、美味しいからいいじゃんと思ってしまうw
味付そぼろ肉と共に、チンゲン菜もゴロゴロ入っています。
鮮やかな緑色で彩りを添えるだけでなく、シャキシャキ感がストレートめん&スープにアクセントをプラス。
タンタンメンとしてのクオリティーを底上げしています。