例年、冬になると各インスタントめんメーカーがこぞって味噌ラーメンの販売を開始。
しれつな味噌ラーメン戦争が繰り広げられてきました。
2022年2月も日清を筆頭に大手インスタントめんメーカーの味噌ラーメンがコンビニでひしめき合っています。
そのような中、サンヨー食品が発売した『札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン』は、お店のカラーを全面に押し出した一品です。
幼い頃、札幌ラーメン どさん子が自宅の近所で営業していた管理人は、とても懐かしい気持ちになって購入しました。
札幌らーめん どさん子の味にどこまで近づけているのでしょうか。
気になる食味をレポートします。
そもそも札幌ラーメン どさん子とは?
今でこそラーメンのバリエーションは種類豊富ですが、1950年代まではアッサリ系しょうゆ味の一択でした。
しかし、1967年に札幌ラーメン どさん子1号店がオープンするやいなや、瞬く間に札幌味噌ラーメンが全国に知れ渡りました。
奥深いコッテリとした味わいのめん料理は、当時の人々にとって衝撃的だったのでしょう。
空前の札幌味噌ラーメンブームが巻き起こり、最盛期の札幌ラーメン どさん子は、全国に1157店舗を出店していました。
この記録は幸楽苑や日高屋も達成していなくて、どれほどまでに勢いがあったのかを物語っていますね。
また、札幌ラーメン どさん子の急成長に伴って、サンヨー食品が『サッポロ一番 味噌ラーメン』の発売を開始したことにより、さらに札幌味噌ラーメンブームに拍車がかかりました。
1980年代前半に札幌味噌ラーメンブームが落ち着き、2022年2月時点の札幌ラーメン どさん子の店舗数は約90です。
最盛期に比べると規模が縮小しているものの、こだわりの製法と美味しさは変わっていません。
その実力の一端が『札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン』からうかがい知れるのではないでしょうか。
野菜がゴロゴロ入って華やかな見た目
フタの上に貼り付けられている小袋は、仕上げに入れる仕様です。
熱湯を注ぐとフタからはがしにくくなってしまうので、事前に取り外しておきます。
カップの中には、粉末調味料のほか、コーンやモヤシなど、フリーズドライの野菜が大量に入っています。そして、黒ゴマが点在している。
一般的な縦型ビッグサイズのカップめんと大きな差は、ありません。
熱湯を注いで約5分後。
フタをはがしとると、ゴマの香りがブワッと立ち上ります。
ラーメン屋に足を踏み入れたような気分になる…
また、コーンの黄色とネギの緑色、そしてモヤシの白色、具材1つ1つが存在感を示して華やかな見た目です。
そこに付属の小袋を絞り出すように投入すれば、白濁した調味油が具材になじんでいきます。
仕上げに底から上へとしっかり混ぜます。
縦型ビッグサイズのカップめんの場合、調味料が底で固まってしまうことがありますからね。
めんをほぐしながら、まんべんなく混ぜて実食です。
中太モチモチめん×ゴマ味噌ピリ辛スープ
めんは、縮れ具合が強めの中太タイプ。
もっちりプリッと弾けるような食感です。
小麦の風味をいかしたシンプルな味のため、スープの特徴を強く感じます。
スープは、油脂と黒ゴマが無数に浮かぶみそ味。
香辛料のスパイシー感がビリビリと口の中を駆け抜けていきます。
辛みの中には、マッタリとした肉類の旨みと味噌のコク、黒ゴマの香ばしさがある。
そして、ナッツ系の豊かな風味が後を引き、奥深い味わいです。
さらに、具材の取り合わせも素晴らしいです。
ネギとモヤシのシャキシャキ感、コーンの優しい甘み、お肉のジャンキーな味わい。
それぞれが組み合わさり、野菜炒めがトッピングされた味噌ラーメンのような雰囲気を漂わせています。
縦型ビッグサイズのカップめんは味が単調になってしまうことが多いものの、『札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン』は食べている途中で多彩な表情の変化を楽しませてくれるのです。
最初から最後まで飽きることなく食べ進められて大満足でした。
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