ローソンは、つけめん専門店の麺屋武蔵と何度もコラボし、カップめんを発売してきました。
“にんにく背脂味噌らー麺”、”真剣そば”など、大ヒットを記録している商品は少なくありません。
2022年7月に発売されたエースコック『麺屋武蔵監修 蒲焼そば』は、店舗では提供していないオリジナリティあふれる一杯です。
黄金色を基調とするパッケージが蒲焼の特別感をにじませています。
しかし、どのようにして蒲焼の風味を焼そば系カップめんで再現するのでしょうか。
気になって仕方ないですね。
そこで今回は、『麺屋武蔵監修 蒲焼そば』について解説します。
監修に携わった麺屋武蔵とは…
東京都新宿区に総本店を構えている麺屋武蔵。
山田雄さんが96年に1号店をオープンさせました。
矢都木二郎さんが二代目社長に就任した後も、”ラーメンの基本的な概念や在り方を変えたい”という山田雄さんの信念が脈々と受け継がれています。
2022年7月時点、東京都23区での出店数は、14店舗です。
都心を中心にチェーン展開しているものの、革新的な美味しさを追求した”つけめん”は全国的に有名ですね。
このたび発売された『麺屋武蔵監修 蒲焼そば』にも、麺屋武蔵の卓越したアイディアが反映されているのでしょう。
2種類の小袋が味の決め手
カップの中に入っているのは、油揚げめんのほか、下記の2種類の小袋です。
〇調味たれ
(糖類、しょうゆ、みりん、発酵調味料、植物油脂、豚脂、ポークエキス、食塩、しょうゆ加工品、香辛料、魚介エキスなど)
〇ふりかけ
(ごま、紅ショウガ入り揚げ玉、砂糖、ねぎ、粉末みそ、香辛料)
調味たれには、”フタの上で温めてください”と記載されています。
そのため、熱湯を注いで待っている間、湯気がもれ出てくる付近に調味たれをスタンバイ。
熱湯を注いで約5分後。
乳白色のめんがカップを埋め尽くしています。
しっかり湯戻りしている模様。
調味たれを開封して加えると、ニンニクをはじめとするスパイスの香りがフワッと立ち上ります。
そして、醤油のような濃い色味の液体調味料が、めんを染め上げていく。
調味たれにタップリ油脂類が配合されているようで、めんが絡まりません。
通常、大盛りサイズのカップめんは、めんがひとかたまりになって、スムーズに混ぜられないという問題があるんですよね。
しかし、『麺屋武蔵監修 蒲焼そば』は、スイスイ混ぜ合わせることが可能です。
2分ほど丁寧に混ぜれば、調味たれが十分に行き渡った状態に。
見た目はシンプルな焼そばという感じです。
仕上げに、ふりかけをトッピング。
すると、見た目も香りも華やかな印象に一変します。
どきどきワクワクしながら実食スタートです。
中太めん×蒲焼をほうふつとさせる香ばしい味付け
めんは、丸刃でカットされた中太タイプ。
ところどころ不規則に縮れた形状が手打ちめんらしさを漂わせています。
そしゃくしてみると、太さのわりに歯ごたえがあり、もちっぷにっという弾力を感じられる。
シンプルな見た目ながらも、ほどよくしなやかさとコシがあるため、個性的な味付けに負けていません。
まず口に含んで感じるのは、苦みと香ばしさです。
直火によって焦げた蒲焼のタレ、ふっくらと焼き上げられたジューシーなウナギの身。
そして、いい感じに焦げ目がついたウナギの表皮。
ウナギの蒲焼を象徴する風味が次から次へと口の中を駆け抜けていきます。
まさか令和の時代に、ウナギの蒲焼を再現したカップめんが税込み248円で提供されるとはビックリです。
ローソン・エースコック・麺屋武蔵、それぞれの懐の深さにマジ感謝。
カップめんのジャンクフルな味わいと蒲焼風の味付けがあいまって、コッテリ濃厚感もメチャメチャあります。
それでいて、紅ショウガの爽やかな酸味がアクセントになり、しつこくありません。
ご飯やアルコールのお供にピッタリです。
もちろん単品で食べても、きちんと満足感があります。
2022年の土用の丑の日は、『麺屋武蔵監修 蒲焼そば』を食べて、精力をつけるのもいいかもしれませんね。
価格:1,360円 |
価格:1,980円 |