世界初のカップめんとして異例のロングセラーを記録している日清『カップヌードル』シリーズ。
2021年、発売50周年を迎え、カップヌードル味のサイダーなど記念商品を種類豊富にラインナップしています。
2021年9月28日には、50周年記念の企画の一環として、セブンイレブン限定で『カップヌードル復刻版ブタホタテドリ』の発売を開始しました。
こちらは、平成の歴代バリエーションの中で最大の売り上げを記録した大ヒット商品です。
期待値が高まらないわけがない!
そこで今回、気になる食味を実食レポートします。
復活総選挙、第2位!!平成、売り上げ№1
1991年8月、『カップヌードル』シリーズ発売20周年を記念して発売された『カップヌードル ブタホタテドリ』。
ファンの間で特に人気があるフレーバーの1種です。
2011年に実施された『カップヌードル復活総選挙』では、総投票数の約6.6パーセント、12万3852票を獲得。
堂々の第2位に入り、現代風にアレンジを加えられた形で復刻発売されました。
約10年ぶりに復刻発売されることになった『カップヌードル ブタホタテドリ』。
時代が移り変わって、年号が変わっても、美味しいものはキチンと評価されます。
これから10年後20年後も語り継がれ愛されるフレーバーになるでしょう。
パッケージにも、こだわりが光る
パッケージは、当時のものを忠実に再現しています。
このフタのデザイン、めちゃくちゃ懐かしいですね。
最も目につく場所=フタに商品の詳細情報を記載。
大切な情報が確実に消費者の元へと届くことを意識していたのでしょうね。
令和の『カップヌードル』シリーズは、フタに商品名のロゴや写真などをドドーンとプリント。
商品の詳細情報は、カップ本体に記載しています。
少しでも長い間、商品の情報に興味を持ってほしい…そのような願いが込められているのでないでしょうか。
正直、食べるためにフタを捨ててしまった後、商品の詳細情報を気にすることはありませんからね。
パッケージのデザインを通じて、日清の歴史と取り組みに理解が深められます。
『カップヌードル ブタホタテドリ』が発売された1991年8月、日本国内ではバブル景気が終了し、世間で先行き不透明感が強くなっていました。
そのような中、日清は少しでも消費者に明るい気持ちになってほしいという思いから、具材を彩り豊かに配合したのかもしれません。
しょうゆの香ばしさを押し出した濃い旨いヌードル
熱湯を注いで3分後、多種多様な具材がスープの上にプカプカ浮かんでいます。
五目ラーメンのような雰囲気です。
めんは、『カップヌードル』シリーズおなじみの平打ちタイプです。
安定感ばつぐんの食味。
イイ感じに波打っているため、すすって食べる感覚が心地よいです。
スープは、コッテリとマイルドを両立した豊かな味わいです。
あえて、しょうゆ特有の塩気を強めにしているため、豚・ホタテ・鶏の旨みが際立っています。
いろいろな具材が入っているため、食感も味も単調ではありません。
具材のホタテを食べれば、貝類ならではの磯の香りと共に、プリッとした質感を楽しめます。
カップめんに使用されている魚肉練り製品とは思えないほど、クオリティーが高いです。
チンゲン菜・ニンジン・キクラゲは、シャキシャキ感と優しい甘みが印象的です。
さらに、ふわふわの卵は、スープをタップリ含み、しょうゆの香ばしさを感じさせてくれます。
コロコロと表情が変化するような感覚で食べ進められます。