1993年に誕生した明星『一平ちゃん』シリーズ。
実は、平成の時代で一番のラーメンになる！という熱い思いがブランド名にこめられています。
第1弾となるカップラーメン・一平ちゃんを発売してから2年後の1995年。
屋台で提供している焼きそばをイメージして開発・発売した『一平ちゃん夜店の焼きそば』は、異例の大ヒットを記録しました。
それまで日清の『U.F.O.』が圧倒的な王者としてカップ焼きそば業界に君臨していたところへ、『一平ちゃん夜店の焼きそば』が突如として現れて革命を起こしたのです。
以降、既成概念にとらわれない斬新なフレーバーを発表し、注目を集めています。
2022年2月7日には、BIGサイズの和風カップめんを新提案しました。
それが『濃いぜ!一平ちゃんBIG豚ねぎそば』です。
食べごたえを重視した和風カップめんは、幅広い年代が手に取りやすいのですが、それほど種類が多くないんですよね。
『一平ちゃん』シリーズが再び革新をもたらす存在となるのでしょうか…
そこで今回は、『濃いぜ!一平ちゃんBIG豚ねぎそば』を実際に食べてみた体験に基づき、魅力を深掘りします。
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随所に工夫がほどこされている
カップの中には、大量の豚肉とネギが入っています。
この時点で具だくさんの日本そばを想像して期待してしまいますね。
カップを横方向に揺らすと、油揚げめんを視認できます。
公式サイトの情報によると、油揚げめんに豚肉のダシをきかせているのだとか。
ノンフライや全粒粉入りなど、めんの多様化が加速している中、『濃いぜ!一平ちゃんBIG豚ねぎそば』も油揚げめんに工夫をこらして差別化を図っているのでしょう。
熱湯を注いで約3分後。
スープの上に具材がびっしりと浮かんでいます。
付属のスープがないため、このまま食べるのですが、その前にじっくり混ぜることを忘れてはいけません。
縦型ビッグサイズのカップめんは、調味料が底の部分に沈んでしまうことが多いんですよね。
フタに記載されている通り、しっかり混ぜます。
のんびり混ぜていると冷めてしまうので、カップの底から上へと何度か手早く混ぜて実食です。
しなやかな日本そば×こってりスープの黄金コンビ
めんは、乾めんのように角（かど）が残り、しなやか。
ゆ～るく波打っていて、ほどよく弾力とコシがある中太タイプです。
そば粉が練りこまれているため、滋味に富んでいます。
カップめんとは思えません。
日本そば特有の豊かな風味を満喫できます。
めんに絡まる豚肉は、ジャンク感あふれる見た目。
しかし、お肉のジューシーな味わいと共に、お肉の繊維がほろっとほどけるような質感をきちんと再現しています。
また、豚肉と一緒に絡まるネギは、緑色と白色のコントラストが実に鮮やかです。
華やぎ添えるだけでなく、香味野菜のザクザクという食感と独特の酸味がスープにメリハリをつけています。
スープは、コッテリとしたしょうゆ味。
魚介と豚肉の旨みが融合し、まったりとした口当たりです。
そこに、しょうゆの香ばしさが加わり、奥深い味わいを生み出しています。
専門店をほうふつとさせる上品なつゆです。
めんと一緒にスープをすすれば、複合的な美味しさで口の中が満たされて最高。
カップラーメンは少し苦手…という人でも抵抗なく食べられそうです。
興味がある場合には、ぜひ手に取ってみてください。
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