2020年頃から急速に人気が高まっている汁なしラーメン。
インスタント袋めんをあえて汁なしにアレンジする人が増え、ネット上には汁なしラーメンのレシピが多数アップされています。
このような世相をふまえて東洋水産では、『大島×三ん寅 汁なし味噌ラーメン』など、オリジナリティあふれる汁なし系カップめんを開発。
インスタント業界を盛り上げてきました。
2022年4月に新発売された『マルちゃん珍々亭 濃厚油そば』は、何度もリニューアルを重ね、汁なし系カップめんの中でも特に人気がある商品です。
2021年までは正方形の容器を採用して『マルちゃん 珍々亭 油そば』という商品名でしたが、このたび丼型の容器にブラッシュアップ。
がらりと見た目が変化しています。しかし、味のほうはどうなのでしょう。
美味しいのか、まずいのか…実食レポートします。
送料無料 カップ麺 東洋水産 マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば 125g×12個入×1ケース 発売日:2022年4月25日 価格:3,378円 |
監修を務めた”珍々亭”とは
1954年に創業した“珍々亭”。
東京都武蔵野市の住宅街にあるラーメン専門店です。
1958年、初代店主が中国出身の義姉から”油そば”を教えてもらって提供したところ、地元住民の間で話題沸騰。
当時、スープがないラーメンは全国的に有名ではありませんでしたが、瞬く間に人気メニューになりました。
その独特の美味しさは脈々と受け継がれ、いつしか東京都武蔵野市のソウルフードに。
2022年5月時点、三代目店主の小谷修一さんが伝統と格式を守り、“油そば”発祥の地という称号にふさわしい味をふるまっています。
このたび新発売された『マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば』は、フタとカップの両方に小谷修一 監修という文字がプリントされていて、小谷修一さんの自信と覚悟が詰まっているようです。
熱湯5分!液体スープをからめたら完成
カップの中には、めんのほか、下記の2種類の小袋が入っています。
〇かやく
〇液体スープ
かやくのみ開封して、めんの上へ。
ネギの緑色とメンマの茶色が映えます。
熱湯を注いで待っている間、液体スープはフタの上にスタンバイ。
油そばに使用する液体スープは、動物性油脂が固まっている可能性があるので、温める工程が大切なのです。
熱湯を注いで5分後。
しっかり湯切りしてから液体スープを投入です。
上の写真では分かりにくいのですが、醤油のような色あいの液体スープはキラキラ輝いてコッテリ感を漂わせています。
箸で混ぜると、めんを液体スープが染め上げていく。
まんべんなく混ぜて、液体スープが行き渡ったところで実食スタートです。
生めんっぽい進化型めん×中華風の味付け
めんは、たまご色の平打ちタイプ。
中太の生めんのように滑らかな口当たりです。
そして、ぷるぷるもちもちの食感が際立っています。
ストレートの形状を存分に楽しめる。
従来のカップめんからは想像できないクオリティーです。
東洋水産の技術の心髄を推測できます。
めんの美味しさの秘密は、東洋水産が独自で考案した“生麺ゆでてうまいまま製法”。
原料を加工する時に特殊な微細粒子を加えて、ゆでたての生めんらしい食感が残るように設計されているのです。
1976年にノンフライめんが誕生して以降、めんがここまで革新的に進化することはありませんでした。
そのため、2015年に”生麺ゆでてうまいまま製法”を採用した『マルちゃん 正麺』が発売された時には、衝撃が走りました。
まだまだ、インスタントめんには伸びしろがありそうですね。
複数種類トッピングされているかやくのなかでもなるととメンマが印象的です。
なるとは、かなり薄くスライスされているものの、魚肉ねり製品らしい質感と風味を保持しています。
メンマは、ザクザクシャキシャキ感が強め。
質感とタレの風味があいまって、かめばかむほどコク旨です。
めんとメンマを一緒にほおばると、かみごたえ食べごたえ満点。
ストレートめんのため、1本1本しっかり味が染みて美味。
ひとくち食べれば肉類のマッタリ感と唐辛子のピリリとした辛みがぶわっと口の中に広がります。
そしゃくすると、お酢の酸味と果実のフレッシュ甘みも感じられて、複合的な美味しさが生まれる。
商品名に濃厚と冠しているもののの、油っこさがちょうどよい。
中華料理のような華やかな味わいです。
ジャンクフルな”油そば”のイメージが一気に吹き飛びます。
汁なし系カップめんが好きな人は、ぜひ手に取ってみてください。
送料無料 カップ麺 東洋水産 マルちゃん 珍々亭 濃厚油そば 125g×12個入×1ケース 発売日:2022年4月25日 価格:3,378円 |
価格:2,808円 |