時々刻々とラーメンが進化を遂げるなか、2020年頃から昔ながら中華そばを現代風に再構築する専門店が続出しています。
レトロな風合いと先進的なアクセントが共存するラーメンや中華そばは、『ネオクラシックラーメン』と呼ばれ、都心部を中心に新たなトレンドを生み出しそうな勢いです。
そのような社会的背景を受け、2022年2月に明星から『日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醬油らぅめん』が新発売されました。
こちらの商品は、1910年に創業した來々軒のメニューを再現しているのだとか。
明治時代に誕生したラーメンの味って、めちゃくちゃ気になるじゃないですか。
というわけで今回は、『日本初の拉麺ブームの店 淺草來々軒 醬油らぅめん』について徹底解説します。
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來々軒とは?!
ラーメン黎明期の1910年、尾崎貫一さんが東京・浅草新畑町にオープンさせた來々軒。
横浜・南京町から連れてこられた中国人シェフ12人が手腕をふるい、支那そばやワンタンなどのメニューを提供し始めました。
当時、ラーメン専門店という業態が存在していなかったものの、瞬く間に人気店に成長。
日本初となるラーメン一大ブームが発生し、繁忙期の1日あたりの来客数は2500人~3000人ほどでした。
後継者が不在だったことから1976年に閉店しましたが、2020年に新横浜ラーメン博物館の館内で営業を再開。
創業者・尾崎貫一さんの孫と玄孫、横浜の名店・支那そばやの経営者・佐野しおりさん、それぞれの思いが一体化して、來々軒の味が復活したのです。
一番人気の『らぅめん』は、当時の資料と食糧事情が考慮されていて、かなり再現度が高め。
素材の旨みを凝縮したスープとともに、食感の違う2種類のめんが特徴的です。
このたびカップめん化したのですが、どれほど本家に近づけているのでしょうか。
仕上げの調味油が美味しさの鍵に
パッケージには、來々軒の情報が盛りだくさんです。
來々軒の誕生からこんにちに至るまでの足跡と魅力を感じられます。
フタに貼り付けられている小袋は、最初に取り外します。
食べる直前に入れる必要があるため、カップの側にスタンバイ。
カップの中には、ノンフライめんのほか、粉末調味料が入っています。
具材を少なめにして、シンプルにラーメンとしての美味しさを追求しているのでしょう。
熱湯を注いで約5分後。フタをはがして、小袋を開封。
写真では分かりにくいのですが、茶色の液体スープと白濁した調味油が、めんの上に広がります。
この状態では調味料が底に停滞しているため、混ぜる作業が大切です。
スプーンと箸を使い、底からしっかり混ぜたら実食です。
ノスタルジックな風合いの淡麗系ラーメン
めんは、なめらかな中太タイプです。
手間ひまを惜しまないノンフライ製法によって、ほどよくモチモチ感があります。
打ち立てめんのような雰囲気です。
小麦の優しい風味が際立っています。
めんをすすれば、ダシの香りがブワッと押し寄せてくる。
スープは、キレとコクのある淡麗系です。
『~醤油らぅめん』と銘打っているだけあって、塩気がきいています。
そこにコショウなど複数のスパイスが折り重なり、旨みを引き立てている…
鶏肉・にぼし・アサリ、動物系エキスの存在をヒシヒシと感じます。
旨みの中には、上品なアブラのコッテリ感があり、奥深い味わいです。
どこか懐かしさがあり、心がホッコリします。
ものすごい圧倒的なインパクトこそありませんが、ただ純粋に美味しいです。
古き良きラーメン文化を受け継ぐ専門店の様子が脳裏に浮かびます。
時代の流れに伴ってハイブリッド型ラーメンが続々と生まれているけれど、やっぱりシンプルな味付けこそ最強ではないかと考えさせられます。
まだまだしょうゆ味には、底知れぬ魅力があるのかもしれません。
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