東洋水産が2011年に販売を開始した”マルちゃん 夢のWコラボ“シリーズ。
全国的に知名度が高く、なおかつエリアの異なる有名店2軒と東洋水産による完全オリジナルのカップめんです。
10年以上の歴史のなかで、龍旗信や二代目海老そば けいすけなど、数々の有名店がコラボを果たし、こだわりの一杯を誕生させてきました。
2022年3月に新発売された『彩未×田中商店 濃厚辛味噌豚骨』は、”マルちゃん 夢のWコラボ”シリーズ第12弾です。
有名店2軒の特徴をいかしつつ、”辛味噌”×”豚骨”+赤オニ(唐辛子で甘辛く仕上げたミンチ)をテーマに完成させたのだとか。
カップめんだけの味とは、どれほどの実力なのでしょうか。
気になる食味をレポートします。
東洋水産 マルちゃん彩未×田中商店濃厚辛味噌豚骨「博多長浜らーめん」 12個(1ケース)*賞味期限22年8月25日送料無料(沖縄離島不可) 価格:3,080円 |
監修に携わった彩未と田中商店って、どんな店?
彩未(正式名称:麺屋 彩未)は、札幌の名店すみれで約7年間にわたって修業を積んだ奥雅彦さんが店主です。
2000年に北海道札幌市豊平区美園で創業しました。
ラーメンWalkerで殿堂入りしているほか、食べログ百名店に選ばれるなど、輝かしい功績をおさめています。
看板メニューの味噌ラーメンは、味噌と豚骨が織りなす豊かな風味が特徴的です。
田中商店(正式名称:博多長浜ラーメン 田中商店)は、全国の豚骨ラーメンを食べ歩いて知識と技術を磨いた田中剛さんが店主です。
2000年に東京都足立区で創業。
“くさい・かたい・うまい”をモットーに、本物の豚骨ラーメンを追求してきました。
豚を丸々1頭3日間ほど煮込み、手間ひまを惜しまずに作るスープは、博多出身者のみならず多くのユーザーから高い評価を得ています。
このたび新発売されたカップめん。
言わずと知れた有名店の店主が監修を務めることによって、どんな化学反応が起きているのでしょうか。
味噌ダレのような特製スープが味の決め手に
フタに貼り付けられている小袋は、後入れタイプです。
熱湯を注ぐ前にフタから取り外します。
特に注意書きが無いため、カップの側にスタンバイ。
カップの中には、黄色っぽい粉末調味料が大量に入っています。
かやくもゴロゴロと散乱していて、油揚げめんの姿は見えません。
この時点で、すでに濃いめの味付けを推察できます。
熱湯を注いで約3分後。
ざく切りキャベツ・味付きミンチ・刻みネギが浮かび、いろどり鮮やかです。
そこに小袋を開封して、特製スープを投入。
味噌ダレのようなドロッとした調味液が具材を赤茶色に染めていきます。
このままでは調味料が一部分に固まっているので、かき混ぜる作業が必要です。
特に、縦型ビッグサイズの場合は、底に調味料が沈殿しやすいため注意しなければなりません。
上から下へ、下から上へと、まんべんなく混ぜてから実食です。
ぷりぷり中太めんとピリ辛スープが食欲を刺激する
めんは、乳白色の中太タイプ。
うねうねと縮れているうえに、ほどよくコシがあるため、ぷりっもちっとした食感を楽しめます。
THEカップラーメンという雰囲気。
スープは、緋色の油が無数に浮かんでいます。
麻婆めんや担々麺など、スパイスのきいたコッテリ系ラーメンをほうふつとさせる色調です。
生姜と豆板醤、ニンニク、山椒。これらの香辛料の特徴が全面に押し出されています。
しびれるような辛みと香りをビシビシ感じる。
しかし、ただ刺激的というわけではありません。
味噌の香ばしさとコク、豚骨の旨み。そして香味油脂のマッタリ感。
それぞれが見事なバランスで調和し、奥深い味わいを印象付けています。
たくさんの具材が入っているところも嬉しいポイントです。
キャベツのシャキシャキ感とみずみずしさ、味付きミンチのジューシーな味。具材の質感と味がスープになじみ、ばつぐんの食べ応えを演出しています。
ジャンク感が半端ない。背徳感のある美味しさです。
夢中で食べ進め、スープも残さず完食しました。
アルコールや白飯との相性もバッチリなので、がっつり食べたい時には『彩未×田中商店 濃厚辛味噌豚骨』が役立ちそうです。
東洋水産 マルちゃん彩未×田中商店濃厚辛味噌豚骨「博多長浜らーめん」 12個(1ケース)*賞味期限22年8月25日送料無料(沖縄離島不可) 価格:3,080円 |
価格:2,100円 |