ローソンは、麺屋武蔵や坂内食堂など、人気老舗ラーメン店とコラボし、個性あふれるカップめんを誕生させてきました。
新型コロナウイルスの流行拡大に伴って外出自粛しなければならない状況下、お店の雰囲気を味わえるローソンのカップめんは大好評です。
2023年1月17日に新発売されたカップめん『ちから監修 広島中華味 伝や味』は、ローソンが地域の活性化を目的に、広島の人気老舗うどん店”ちから“と初コラボ。製造元はサンヨー食品。
広島東洋カープと同じく赤色と白色を基調にしたスタイリッシュなデザインで、広島らしさがにじみ出ています。
広島県民はもちろんのこと、カップめんが好きな人たちは気になっているのではないでしょうか。
そこで今回は、『ちから監修 広島中華味 伝や味』について徹底解説します。
そもそも監修を務めた”ちから”とは
1935年、広島を代表する繁華街・本通りにおいて、めん類と和菓子の店として創業した”ちから“。
創業当初から一貫して本物の味を提供することにこだわりながら、規模を拡大させてきました。
“うどんだし”や”めんつゆ”が何度もモンドセレクションで優秀品質賞を受賞していて、その美味しさとクオリティーは折り紙つきです。
広島県内で老舗うどん店として超有名な”ちから”ですが、実は2012年ごろから博多発祥の人気ラーメン店・一風堂とコラボし、中華そばのメニューも充実させています。
製麺やダシの技術は、うどん・中華そば両方に相通じる部分があるのでしょうね。
このたびカップめん化された”中華そば伝や味”は、めん類の中で売り上げ第1位!
“ちから”オリジナルのメニューです。
豚骨・鶏ガラ・魚介の旨みを重ねたスープとともに、広島中華そば定番の具材である緑豆細もやしをたっぷりトッピングしているところが特徴的です。
伝統のやさしい味という意味合いを込めて、伝や味という名称がつけられているのだとか。
もしも古き良き伝統と歴史をカップめんで再現できたら、すごいですよね。
仕上げの小袋が美味しさの秘密
カップに貼り付けられているのは、サンヨー食品のカップめんおなじみの仕上げの小袋。
食べる直前に入れる必要があるため、とりあえずフタから取り外してカップの側に置いておきます。
カップの中には、油揚げめんのほか、かやく・粉末調味料が入っています。
スタンダードのカップめんという感じですが、どのような工夫がなされているのでしょうか。
◇1食(94グラム)あたり◇
〇原材料
油揚げめん:小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵
スープ:糖類、食塩、豚脂、しょうゆ、ポークエキス、植物油脂、香辛料、チキン調味料、ポーク調味料、かつお調味料、粉末醸造酢、魚粉、発酵調味料、酵母エキス、たん白加水分解物、調味油脂
かやく:味付豚肉、もやし、ネギ
〇栄養成分
熱量448キロカロリー(めん・かやく352キロカロリー、スープ96キロカロリー)、たんぱく質7.8グラム、脂質22.3グラム、炭水化物53.9グラム、食塩相当量6.3グラム(めん・かやく1.7グラム、スープ4.6グラム)、ビタミンB1 0.45ミリグラム、ビタミンB2 0.33ミリグラム、カルシウム153ミリグラム
熱湯を注いで約3分後。
仕上げの小袋を開封して、しぼると、ラードのような白濁した液体調味料がスープの表面に広がっていきます。
めんを箸でほぐしながら、しっかり底まで混ぜれば、お店で提供される中華そばらしいビジュアルに!
インスタント食品のチープ感が一気に消えているではありませんか。
これはテンションを上げずにいられない。
なめらかな平打ち中細めん×懐かしさがある淡麗系スープ
めんは、平打ちの中細タイプ。
ゆーるく縮れていて、ヌードルっぽい形状です。
つるんと滑らかな舌触りで、弾力やかみごたえが控えめ。
ずずーっとすすって食べれば、豊かな香りが口から鼻へと抜けていき、スープの風味を楽しめます。
スープは、コッテリ感とアッサリ感が共存している淡麗系。
動物性油脂の旨みとコクが全面に押し出されているのですが、まったく油っこさが気になりません。
野菜の優しい甘み、海産物ならではの磯の風味、香辛料のキレ。
色々な要素が組み合わさり、味のバランスを整えているみたいです。
そのため雑味が少なく、後味すっきり。
老舗の町中華で提供されている正統派・醬油スープのような趣(おもむき)です。
どこか懐かしさがあり、心がほっとする美味しさ。
“ちから”で長年にわたって培われてきたダシ文化の一端を感じられます。
価格:1,000円 |
価格:1,280円 |