1954年にインスタントラーメンの製造を開始したエースコック。
長年にわたって日本のインスタントラーメン業界をけんいんしてきた歴史と実績がある老舗メーカーです。
わかめラーメンシュリンプヌードルなど、ロングセラー商品を数多く誕生させてきました。
そのなかでも、『一度は食べたい名店の味』シリーズは、クオリティーが軒並み高く、他の商品と一線を画しています。
2022年1月3日、こちらのシリーズから新発売された『我武者羅 背脂生姜醬油ラーメン』。
背脂生姜ラーメンの魅力を全面に押し出したパッケージが印象的です。
思わず手に取ってみたくなるじゃありませんか。
そこで今回、『我武者羅 背脂生姜醬油ラーメン』を徹底解説します。
エースコック 一度は食べたい名店の味我武者羅背脂生姜醤油ラーメン 91g×12個入り (1ケース) (KT) 価格:2,916円 |
監修を務めた『我武者羅』とは…
『我武者羅』は、2017年にオープンした新潟ラーメン専門店です。
店主の蓮沼司さんは、フレンチのシェフを経験した後、ラーメン職人に転身。
自身が幼いころから慣れ親しんできた新潟発祥のラーメンを全国に広めたい!という思いのもと、メニューを考案してきました。
一番人気の生姜醤油ラーメンは、新潟県長岡市のご当地ラーメンがモデルです。
濃口醤油の旨みと上質な背脂をいかしたスープに、生姜をプラスしています。
まさに『一度は食べたい名店の味』シリーズのコンセプトにピッタリですね。
背脂生姜ラーメン大流行の兆し?
2020年、背脂生姜ラーメンを提供している店主が背脂生姜ラーメン&つけ麺ファン倶楽部を結成。
背脂生姜プロジェクトと題し、有志で背脂生姜ラーメンの魅力を精力的に発信し始めました。
これにより、ラーメン店で背脂と生姜をアクセントに使用する動きが徐々に広まっています。
蓮沼司さんは、背脂生姜プロジェクトの発起人の1人です。
そのプライドと威信をかけて、カップめんにも創意工夫をこらしているのではないでしょうか。
2022年は、背脂生姜ラーメンが一大ムーブメントを起こすかもしれません。
3つの小袋が味の決め手
カップの上には調味油が付いています。
食べる直前に調味油を入れて、味を調えるのかな?と考えていると…
フタを開けてビックリです。
カップの中に入っているのは、油揚げめん・かやく・粉末調味料だけではありません。
なんと、2つも小袋が入っているではありませんか。
一般的に縦長ビッグサイズのカップめんは、付属の小袋が2つ以下。
値段やカップの大きさの都合により、3つも小袋をつけることが難しいです。
にもかかわらず、『我武者羅 背脂生姜醤油ラーメン』は後入れタイプの小袋が3つ付属されていて、企業努力と監修元の強いこだわりを物語っています。
カップに熱湯を注いで待っている間、調味油と液体スープはフタの上にスタンバイ。
たくさん動物系のアブラが配合されているため、事前に温めて融解させる必要がある模様です。
熱湯を注いで約3分後。
かやくと油揚げめんが湯戻しされて美しい色合いです。
そこに調味油と液体スープを開封して投入。
プリッとした質感の背脂加工品と液状の油脂がキラキラ輝き、アブラギッシュな雰囲気を漂わせています。
さらに、かやくを追加。
おろし生姜とおぼしきパウダーがスープを彩ります。
箸で混ぜれば見た目も香りも、とっても華やかです。
視覚だけでなく嗅覚も刺激され、めちゃめちゃテンションが上がります。
のどごしバツグンの中細めん
めんは、しなやかな中細タイプ。
歯切れがよく、むにっプチッと切れていきます。
あまり太くないため、ほとんどモチモチ感はありません。
弾力よりも、すすって食べる感覚とのどごしを楽しめる形状です。
生姜をガツンときかせたスープが超美味
スープは、深みのあるしょうゆ味です。
動物系のアブラがふんだんに使用されているものの、それほどしつこくありません。
めんをすすればすするほどに背脂の旨みや鶏油の香りが身体に染みわたります。
また、おろし生姜のシャキシャキ感とフレッシュな風味も印象的です。
独特のスパイシー感がキレとコクを生み出しています。
ジワジワと舌がしびれるような辛みがあるものの、雑味がありません。
スッキリとした上品な味わいです。
ここまで複雑な美味しさをカップめんで再現させてしまうとは、エースコックと蓮沼司さんの実力に感服です。
エースコック 一度は食べたい名店の味 我武者羅 背脂生姜醤油ラーメン 12個(1ケース) *賞味期限22年6月20日 送料無料(沖縄離島不可) 価格:3,240円 |