講談社が20年以上にわたって発行しているラーメンアワード本・業界最高権威TRYラーメン大賞。
ラーメン専門家が審査員を務め、発行年度ごとに今ゲキアツのラーメンを選定して収録しています。
毎年、発行を楽しみにしている人もいるでしょう。
2021年11月1日に新発売された東洋水産『マルちゃん すぎ本×しば田 鴨だし醬油ラーメン』は、業界最高TRYラーメン大賞に掲載された経歴を持つ有名店がコラボしました。
2つの有名店がどのような化学反応を起こしているのでしょう。
気になる味を実食レポートします。
送料無料 カップ麺 東洋水産 マルちゃん すぎ本×しば田 鴨だし塩醤油ラーメン 95g×12個入×1ケース 発売日:2021年11月1日 価格:3,041円 |
『中華そば しば田』×『らぁ麺 すぎ本』とは
開発に携わった『中華そば しば田』と『らぁ麺 すぎ本』は、東京のラーメン界を代表する二大巨頭です。
それぞれどのような特徴があるのか確認していきましょう。
まずは『中華そば しば田』。
こちらは2013年10月に柴田貴史さんがオープンさせました。
柴田貴史さんは、生まれ育った調布市国領の有名店『熊王』が一番好きと語り、地元に長年にわたって親しまれる店をモットーとしている中華そば職人です。
いっさいの妥協を許さず、絶妙なバランスで数種類の醤油をブレンドしたスープは、幅広い年齢層から支持を得ています。
『TRYラーメン大賞2015-16』の『名店部門しょうゆ』で第1位を獲得しました。
つづいて『らぁ麺 すぎ本』。
こちらは2013年12月に杉本康介さんがオープンさせました。
杉本康介さんは、”ラーメンの鬼”の異名で恐れられた重鎮・佐野実さんの元で3年半の厳しい修行を積んだのち独立。
師匠の教えに従って、食材選びから調理工程まで徹底的に手間を惜しみません。
醤油と塩、2種類のラーメンを提供しているのですが、食通の間では『塩らぁ麺』が大人気です。
『TRYラーメン大賞2019-20』の『名店部門しお』で第1位を獲得しました。
どちらの店舗も創業者みずからが厨房に立ち、自分が本当に美味しいと思う一杯を提供しています。
その熱い信念によって輝かしい成績をおさめているのでしょう。
この時点で『マルちゃん すぎ本×しば田 鴨だし醬油ラーメン』のクオリティーは折り紙つきですね。
カラメル色の特製スープで風味付け
フタに張り付けられている特製スープは、後入れタイプです。
熱湯を注ぐ前にフタからはがしておく必要があります。
カップの中には、めんを埋め尽くすように粉末調味料と具材が入っています。
濃厚な味を想像しながら、熱湯をカップ内側の線の付近まで注ぎ入れる…
約3分後。
想像していたよりも熱湯が減っていて、ちょっとびっくりです。
そこに特製スープを投入すると、カラメル色の液体が表面に広がります。
めんをほぐすように混ぜて、特製スープが馴染んだら実食です。
奇をてらっていない堅実な美味しさ
めんは、うっすらタマゴ色、縮れている中細タイプ。
中華そば特有の弾力としなやかさがあります。
プチッと切れる感覚が心地よいです。
スープは、鴨だしをベースにした上品な味。
塩ラーメンと醤油ラーメン、両方の良いところを組み合わせています。
刺激やクセが少なく、優しい口当たりです。
食べ進めるうちに昆布の塩けと旨みを感じられます。
実に奥が深い。
肉団子を口に含めば、肉の繊維がホロホロとほぐれます。
ジューシーな味わいがたまらない。
時折、メンマとネギのシャキシャキ感がアクセントになり、味の変化が面白い。
最初から最後まで飽きることなく食べ進められます。
名店の雰囲気を体験してみたい人は、ぜひ食べてみてください。
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