佐賀県に本社を置くサンポー食品。
1959年に棒状ラーメン・三宝ラーメンの製造を開始して以降、とことん久留米ラーメンの美味しさを追求して即席めん化してきました。
さまざまなカップめんを販売していますが、なかでも『焼豚ラーメン』は本場の味を手軽に楽しんでほしいという思いが詰まった一品です。
過去、九州の有名店と何度もコラボを果たし、地域密着型のブランドとして着実に商品価値を高めています。
2022年1月24日に発売された『焼豚ラーメン×麺道はなもこし 鶏白湯ラーメン』は、『焼豚ラーメン』コラボシリーズの第7弾です。
日々、進化が止まらない『焼豚ラーメン』の魅力の一端を感じ取れそう。
実際に食べてみた感覚は、いかなるものなのでしょうか。
価格:2,571円 |
監修を務めた『麺道はなもこし』とは…
『麺道はなもこし』は、福岡市中央区薬院に位置するラーメン専門店です。
実は、もともとは約10年の歴史を有する居酒屋。
店主さんが1人で作ったものを提供したい!という思いから2011年にリニューアルオープンしました。
たった1人で全ての工程を担い、福岡県内では珍しく鶏白湯をラーメンスープに採用しています。
こだわりが随所に光る一杯を求めて、連日のように大勢のラーメン好きが押しかけているそうです。
なんとサンポー食品の社員の中にも『麺道はなもこし』のファンがいるのだとか。
さらに、『麺道はなもこし』の店主は『焼豚ラーメン』が大好きだっというのですから驚きです。
相思相愛の関係だったからこそ今回のコラボが実現し、お互いの長所をいかしたカップめんが完成したのでしょう。
付属の小袋は創意工夫の証
カップの中には、油揚げめんのほか、下記の4種類の小袋が入っています。
〇焼豚
〇かやく
〇粉末スープ
〇調味油
『焼豚ラーメン×麺道はなもこし 鶏白湯ラーメン』のように税込み240円前後の丼型カップめんは、2種類~3種類の小袋を添付しているケースが一般的です。
付属の小袋の多さから、創意工夫をうかがい知れます。
粉末スープが多いため、小袋を開封・投入する順番が重要です。
かやくの下に粉末スープがあると、熱湯をかけても十分に溶けない可能性があるのです。
そのため、焼豚・かやく・粉末スープの順番に開封して、油揚げめんの上に投入します。
熱湯を注いで待っている間。
調味油はフタの上に置いておきます。
動物性油脂が白っぽくなって固まっていたりするので、事前に温めて融解することが大切。
熱湯を注いで約3分後。
仕上げに調味油を投入して、箸で軽く混ぜます。
混ぜるたびに芳醇な香りが漂い、よだれが出てくる。
十分に雰囲気を体感してから、実食です。
めんもスープも主役級!豚骨ラーメンと一線を画す美味しさ
めんは、乳白色の中細タイプ。
インスタント袋めんのようにウネウネと縮れています。
あまり太くないけれど、インパクトばつぐんです。
プリッとした弾力となめらかな質感が際立っています。
さらに、かやくの青ネギとキクラゲがまとわりつくため、シャキシャキざくざく感がプラスされ、食感の変化が面白いです。
スープは、白濁して各所に油脂が浮かんでいます。
一見、豚骨を象徴する臭みやクセのある味が想起されるものの、ひとあじ違う。
チキンや魚介など、複数種類の旨みがギュギュ~っと凝縮されて上品な美味しさです。
そのうえ、動物性油脂のマッタリ感と香辛料の刺激も絶妙なバランスで共存しているので、すすればすするほど奥深さを感じられます。
焼豚は、しっかりスープが染みて絶品です。
めんを焼豚で包んでほおばると、スープの風味がジュワジュワ~と口の中に広がって幸せです。
最後の一口に焼豚を残せば、美味しい余韻を楽しめますよ。
『焼豚ラーメン×麺道はなもこし 鶏白湯ラーメン』は、めんもスープも主役級のクオリティーです。
豚骨ラーメンやコッテリ系の中華そばが苦手な人でも、おそらく親しみやすいです。
気になっている場合には、購入してみてください。
『焼豚ラーメン』と『麺道はなもこし』、それぞれの魅力に触れることができるでしょう。
価格:1,834円 |
価格:1,542円 |