アジア圏で最も広い国土を持つ中国。
“中国4000年の歴史~”という言葉が存在するだけあって、各地で数多くの麺料理が伝統的に食べられています。
“麺の故郷”という異名を持つ山西省には、なんと100種類以上の麺料理があるのだとか。
中国に旅行する時、バラエティーに富んだ麺料理を楽しみしている人もいるでしょう。
2022年4月にサンヨー食品が発売を開始した『ビャンビャン麺風 西安式旨辛麺』は、中国発祥の麺料理がモデルです。
書くのも読むのも超絶に難しい漢字がパッケージにプリントされていて、中国らしさがビシビシ伝わってきます。
奇をてらったクセの強いカップめんは好みが明確に分かれてしまうケースが多いのですが、『ビャンビャン麺風 西安式旨辛麺』はどうなのでしょうか。
実食レポートします。
ビャンビャン麺風 西安式旨辛麺 98g×12個入り(1ケース)(KK) 価格:3,110円 |
そもそも”ビャンビャン麺”とは?!
“ビャンビャン麺“は、中国のシェンシー省の省都・西安市で生まれた郷土料理です。
西安市の屋台では、ビャンビャン麺が定番のメニューなのだとか。
厨房でシェフが麺を打つ最中には、ビャンビャン!という音が鳴り響くらしいです。
2020年4月、セブンイレブンのチルドコーナーで販売された”ビャンビャン麺”は、インパクト抜群のメニュー名と美味しさが話題になり、瞬く間に売り切れました。
2021年にはバーミヤンで提供が始まり、再び注目度が上昇。
西安麺荘 秦唐記など、”ビャンビャン麺”専門店が徐々に増えています。
2022年は、空前の”ビャンビャン麺”ブームが発生するかもしれませんね。
めんがモサモサに増えてビックリ
カップの中には、めんのほか、下記の3種類の小袋が入っています。
〇かやく
〇特製 調味だれ
〇特製スープ
かやくのみ開封してカップの中に投入。
特製 調味だれ&特製スープは、後入れ仕様のため、カップの側にスタンバイ。
熱湯を注いで約4分後。
めんは、湯戻りしたことにより、およそ2倍の量に増えています。
乾燥ワカメ並みの増え方w
めんがもりもりになっているところに、特製 調味ダレ&特製スープを投入します。
しょうゆのような色調の液体調味料、オレンジ色の粉末調味料がノンフライめんを染めていく。
調味料が一部分に固まっているため、箸で混ぜます。
めんをほぐすことを意識しつつ、まんべんなく調味料が行き渡るまで混ぜて実食です。
モチモチぷるぷる食感とピリ辛の味付けが印象的
めんは、もともと乳白色でしたが、調味料でコーティングされて艶やかな色合いに変化しています。
輪切り唐辛子、味付き肉、刻み青ネギ、3種類のかやくが彩りを添えている。
めん1本1本は、ゆるく波打っている平打ち系。
あまり厚みがないものの、幅が約3センチあるため、ワンタンのようにモチモチぷるぷるの食感です。
そして、生めんらしいツルツルなめらかな口当たり。
サンヨー食品、独自のノンフライ製法が採用され、クオリティーの高い幅広めんを再現しているようです。
めんの質感はもちろんのこと、風味も独特。
強烈な辛みの中に、黒酢の爽やかな酸味と醤油のコクが見事なバランスで共存しています。
油脂のコッテリ感もほどよくあるため、そしゃくすればするほど複雑な美味しさが口の中に広がっていく。
今までのまぜそば系カップめんにはなかった個性的かつ斬新な味わいです。
サンヨー食品の前衛的な商品開発の姿勢をうかがえます。
なお、唐辛子のほか花椒やコショーなど、粉末のスパイスがタップリ使用されているだけあって、けっこう辛いです。
食べている最中、くちびると舌にピリピリと刺激が走ります。
しびれるような辛みがあるからこそ、めんの美味しさと旨みが際立っています。
ちなみに、温泉卵や粉チーズをトッピングすれば、よりいっそうに美味です。
興味がある人は試してみてください。
また、食欲がわきあがる絶妙な風味のため、おむすびやアルコールとの相性もバツグンです。
自分の志向に合わせて、お気に入りの食べ方を探しましょう。
ビャンビャン麺風 西安式旨辛麺 98g×12個入り(1ケース)(KK) 価格:3,110円 |
価格:1,250円 |